シストレ戦略室の教科書 入門版 第8章

入門版 第8章 テクニカルかファンダメンタルどっちが大事か?

私は基本的にテクニカル分析のみ行い、ファンダメンタル分析は行いません。

その理由は2つ

・全ての事象はチャートに表れているという考え方をより重視しているから

・ファンダメンタルが影響する程大きな値幅を狙わない

“全ての事象はチャートに表れているという考え方をより重視しているから”

FXは値動きの世界です。

値は絶えず動き続けており、すべての値動きはチャートに描写されます。

その為、ファンダメンタル分析はトレードの勝率を上げる為にあまり必要無いと考えています。

アメリカが戦争を始めたからドルが下がるかと思いきや逆に上がる事があります。

雇用統計が良かったからドルが買われるかと思いきや、ガンガン売られる事もあります。

ファンダメンタルも為替市場に影響する事は事実ですが、上がるか下がるかを正確に予測することは不可能に近いからです。

それどころか、大手投資銀行はニュースで市場予測をして個人投資家を1方向に煽り、自分達はその反対ポジションで個人投資家の資金を刈り取っていくということもあると考えています。

つまり、日々のトレードはチャートを分析する事で十分に優位性があるトレードができます。

”ファンダメンタルが影響する程大きな値幅を狙わない”

チャートの値動きには人の思惑・心理的な要因が大きく影響しています。

全ての時間軸でその様に見ることが出来ますが、短期時間軸のチャートの方が、より高頻度に、より正確に人の思惑・心理的な要因が値動きに現れます。

その為、通貨ペアにもよりますが10pips〜20pipsでの範囲の値幅を狙うポジションを持つ事が多く、この場合ファンダメンタルはほとんど影響がありません。

それよりもなるべく気にする事を少なくし、精神的にも作業量的にも負荷を減らす事が重要です。

ファンダメンタル分析よりも、フラッシュクラッシュが起こる可能性が高いクリスマス休暇や年末年始、ゴールデンウィークなどはポジションを持ち越さない様にしましょう。

次の第9章では、「順張り化逆張りか?」についてお話しします。

シストレ戦略の教科書 入門版 第9章