シストレ戦略室の教科書 入門版 第2章

入門版 第2章 無限の利益は目の前に…

個人トレーダーがFXを始める場合、まずデモトレードから始めるかと思います。

デモ口座で初めてトレードをやると、15万円が30万円になったり、50万円が80万円になったりします。

早くリアルマネーでやらないともったいない!と、トレードしない事が目の前のお金を取り損ねている様な気持ちになります。

すぐに現金を入金してリアルマネーでトレードを始めると最初の何回かは勝てます。1回のトレードで数千円、数万円単位でプラスが出る感覚は、初めてトレードをする方にとって、こんなに簡単に稼げるなら自分も億トレーダーになれるとすら思わせてくれます。

しかし、そのように少しずつ利確を繰り返し、小さい利益を積み重ねても、ほとんど全てのトレーダーは、その稼いだ資金のほぼ全てを強制ロスカットで失う羽目になります。

この時、「ここで損切りしてなければ戻って利益が出ていた「この時利確していれば強制ロスカットに合わずに済んだ」など多くの方はタラレバで後悔するかと思います。

FXについて勉強し、次は勝てると思いトレードを再開するものの、買えば下がるし売れば上がる状態になりエントリーする事が怖くなります。

ここまで書いた事は、全て私が過去に経験した実体験です。

ほとんどの方が、結局勝てるようにならないまま、FXを諦めてしまいます。

なぜなら、FXで安定して収益を上げれ得るようになる為に必要な情報に出会う機会はほとんど無いからです。

FXで重要なのはまずは退場しない事です。

→これは、証拠金の全部を失うようなトレードをしない事を意味します。

次に優位性の高いポイントでトレードをする。

→これは、収益が残る確率×リスクリワード比率でトレードをする事を意味します。

FX業界の構造、トレンドの根本的な原理原則(普遍の法則)を学ぶ事で、個人トレーダーや機関投資家だけでなくAIも多くのトレーディングボリュームを持つ現在のFX市場でも有効な方法を理解しやすくなります。

興味がある方はこの入門版を読み進めていただければ幸いです。

今まず初めに理解すべきなのは、FXで”無限の利益は目の前に無い”という事です。

私が実践するトレードは、月利5%〜20%程度を目指すようなものなので、すぐに大金が稼げるようにはなりません。

また、マクロ視点でスイングトレードを行う場合はFXは投資と言えますが、数時間〜1日以内でエントリーからクローズまでを行う私の手法は投資とは言えないかと思います。

集団心理の中で動くポイントを見つけたり、確率的に偏りが出た所でエントリーし利益や損益を出しつつ収益を出していくゲームに近いです。

ただ、このようなトレードで収益が出せる様になると、一生使えるスキルになります。

コツコツ収益を積み上げる経験を積むことで、トレードで生計が立てれるようになります。

第2章のまとめとしては、FXでは完璧にトレードして、無限の利益を上げれる様な事は絶対にありません。しかし、正しいトレードを行えば大金を溶かすような事は逆に難しく、収益を上げ続ける事も可能です。

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次の第3章では「FXでほとんどの方が勝てない理由」についてお話しします。

シストレ戦略室の教科書 入門版 第3章