シストレ戦略室の教科書 入門版 第7章

入門版 第7章 FX業者は敵か味方か?

FX業者はみなさんにトレードする場を提供しています。

FXの構造を全てお伝えするとかなり長くなるので割愛しますが、

仕入れたレートに自社の利益を上乗せしてトレーダーに販売しており、そのFX業者の利益となるのがスプレッドです。

スプレッドが無いもしくは極端に狭い場合、売買の手数料として徴収することもあります。

スプレッドが狭い方がトレーダーにとって有利である事は間違い無い為、多くの業者がスプレッド最狭など、スプレッドの狭さを売りに顧客を獲得している現状もあります。

スプレッドがFX業者の利益なら顧客にたくさんトレードしてもらった方がFX業者は儲かる為、FX業者はトレーダーの味方!と思う方も多いかと思います。

しかし、FX業者(ホワイトレーベル)の立ち上げに参画しFX業者の裏を知る私から言わせてもらうと、FX業者とトレーダーは敵対関係にあると思った方が良いです。

その理由としては2つ

・スプレッドの幅は業者側で勝手に調整できる

・オーダーをインターバンクに流さないいわゆるノミ行為も行うことができる

スプレッドはどこの業者を見てもらってもわかりますが、ドル/円0.2pips〜など、最小スプレッドと言う書き方しかしていません。

しかし、業者が広告しているこの最短スプレッドは、誇大広告と思ったほうが良いです。

ボラティリティが高い時にはスプレッドが一気に広がり、本来スプレッドが狭かったら損切りされていないのに、スプレッドが広がったが為に損切りに合うようなこともあります。

フラッシュクラッシュが起こる時には、ある国内FX業者では上下に50pips程もスプレッドが広がった様なこともあり、このような時はどんなポジションを持っていたとしても損切りもしくは強制ロスカットに合う可能性が高くなります。

このスプレッドの増減に関してはFX業者から言わせるとシステムの弱さという言い訳ができますが、本来トレーダーを守りたいと思っているのであれば、「一時的に極端に広がったスプレッドによる損切り」に関して補填するべきですが、国内FX業者ではまずあり得ません。

オーダーをインターバンクに流していない場合、この様な事態が起きてもFX業者はノーダメージで、顧客の証拠金を全て自社の利益にすることも出来ます。

つまり、ノミ行為です。

FX業者からすれば顧客のポジション状況は丸見えで、この顧客の証拠金維持率が際どい水準にあれば、その顧客のスプレッドだけちょこっと広げて強制ロスカットさせてしまう事も業者の管理画面からワンクリックで出来てしまいます。

全ての業者でこの様な詐欺に近い行為が行われているとは思いませんが、やろうと思えばワンクリックで出来てしまう事も個人投資家のみなさんは理解しておく必要があります。

つまり、FX業者はストップ狩りをしてくる敵にもなり得るという認識で、無茶なポジションは持たないようにすることが大切です。

日本国内のFX業者はシステムが脆弱だったり、不正が起こるリスクが高いため、軍資金を守る為にも海外FX業者の利用を推奨します。

私も10年以上利用している信頼度の高いFX業者を紹介していますので、ぜひ一度使ってみてください。

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次の第8章では、「テクニカルかファンダメンタルどっちが大事か?」についてお話しします。

シストレ戦略室の教科書 入門版 第8章